ウェブライティング力をつけて成約数を上げる方法(書けない2大原因と対処法つき)

チェックウェブ集客のために、ブログを書き始めたがなかなか進まない。メルマガ、SNSなど書くものがたくさんありすぎて、思うように続けられず、成果につながらない

と悩んでいる方へ。

WEB集客をしようと思っている場合、単なる「文章」を書くだけでは成果につながりにくいです。売ることを目的としたウェブライティングのスキルが必要になります。

本記事では集客やセールスに1件でも多くのレスポンスが得られるようなウェブライティングとは何かをお伝えします。また、「書けない2大原因とその対処法」も合わせて解説します。

ウェブライティングの目的と種類

ウェブライティングの目的と種類

ウェブライティングには大きく2つの目的があります。

1.スマホやタブレット、パソコンで読まれる文章を書くこと
2.最終的に「買ってもらう」という目的があること

また、集客用ウェブライティングの成果物として次のようなものがあります。

・ホームページ
・ブログ
・メルマガ
・ニュースレター
・ウェブ広告(バナー含む)
・販売用ランディングページ
・各種SNS投稿
・無料PDFレポート
・ECサイトの商品説明
など。

「買ってもらう」という目的を達成するために、「読みたくなる文章」を書く必要があります。また、成果物によっては、WEB上で見つけてもらうために「検索エンジンにとって読み取りやすい文章」である必要もあります。

書いた文章をWEBに掲載すれば、ウェブライティングをしたということにはなりません。1件でも多くの成約を得られることが求められ、それを達成するための知識やスキルも含めて「ウェブライティングができる」ということになります。

合わせて、最終目標の「買ってもらう」に対し、入口から出口までの流れを理解する能力も必要です。

その流れ全体を理解しているからこそ、それぞれの成果物に求められている目的や目標に合わせたライティングができるのです。ブログもメルマガも流れの通過点にしかすぎません。

自社でウェブ集客を始めて陥りがちな失敗は、こうした流れを理解せず、通過点のつまみ食いをし、「集客ができない」と嘆いていることです。まずは流れを作ります。そして、その流れをスムーズにするための各所ポイントがそれぞれの成果物であることを理解しましょう。

集客の基礎と仕組みについては詳しくはこちらをご覧ください。
WEB集客の基礎と仕組みを理解して売上UPを実現しよう【初心者向け】

ウェブライティングに必要なスキル

ウェブライティングに必要なスキル

では、WEB集客で1件でも多くのレスポンスを得るためには、どのようなスキルがあればよいのかを解説します。

集客用のWEB上文章では、大きく分けると2つのスキルが求められます。

1.セールスコピーライティング
2.SEOライティング

セールスコピーライティングは文字通り、売るための文章です。離脱されると意味がありません。また、読んでも信じて買ってもらえなければ、どれだけ立派な文章でもゴミになります。

一方、SEOライティングは検索エンジンで見つけてもらいやすい文章を書く技術が求められます。やはり、どれだけ立派な文章であっても、検索結果に上位表示されない、クリックされなければ役に立ちません。

成果物によって、どちらか一方のスキルで書けるものもありますし、両方のスキルが必要とされるものもあります。

どちらの技術も身につけるには、それ相応の訓練が必要となります。しかし、どちらにも共通しているのは「ターゲットが価値を感じているのか」ということです。セールスコピーライティングでもSEOライティングでも、読む人が価値を感じていなければ、結果が出ません。

つまり、ライティングの原点はターゲット設定がしっかりとできているかどうかです。ターゲット設定ができていないまま、書こうとしても書けません。

ターゲット設定について、詳しくはこちらをご覧ください。

ターゲティングとは? 小さな会社の顧客像の作り方5つのステップ
ペルソナの作り方5つのステップで集客・セールスを成功させる

また、SEOについては、詳しくはこちらをご覧ください。

【キーワードとは?】 初心者を悩ますSEO対策キーワードの種類を解説
【キーワード設定】「どれ」を「どこ」へ「どうやって配置するの?」
キーワードプランナーとは? 記事を書く為の超簡単活用術

ウェブライティングで「書けない・・・」と思うときの2大原因と対処法

ウェブライティングで「書けない・・・」と思うときの2大原因と対処法

ターゲット設定もできた、SEOライティングの知識も少しは身についた、セールスライティングも学び始めた・・・それでも書くのが億劫になるという場合があるかもしれません。

「書けない・・・」と思ったとき、もちろん誰かにやってもらうという手段もあります。とは言うものの、丸投げできるほどの予算や人材を確保できる環境にない会社がほとんどでしょう。

となれば、あるものでどうにかするしかありませんから、まずここでは「今の自分たちでどうすればよいのか」について考えます。

本項では、「書けない2大原因とその対処法」について解説します。

「書けない・・・」と思ったら、たいていは次の2つのどちらか、もしくは両方が原因であることが多いです。

1.マインドセットの欠如
2.圧倒的なスキル・経験不足

原因に対する対処法を実践していくことで、ライティングのスキルは確実に上がっていきます。順に説明します。

ライティングに対するマインドセットの欠如

ライティングに対するマインドセットの欠如

集客目的のウェブライティングをするなら、次の2つを心得としましょう。

1.「書く=売る」である
2.「書いて説得するほど知識がない、立場でない」という思い込みは捨てる

要は『書く』ということに対して無駄に敷居を上げないことです。

どんなスキルでも上を見たらキリがありません。逆に下を見たら思いのほか自分が伝えることがたくさんあることに気付くでしょう。

結局はものごとの見方、捉え方なのです。

「書く=売る」である

「書けない・・・」と言っている時点で、それは「売れません」と宣言しているのと同じです。

たとえば、対面で営業をしているのに、「私は売れませんので、売るのをやめようと思います」と会社の同僚や上司に言わないですよね?

ウェブライティングというと、何か特別なもののように捉えている人がいますが、「しゃべるのか」「書くのか」の違いだけであって、やっていることは集客とセールスで、何ら変わりはありません。

WEB集客をやるのに、「書きたくないです」はナシです。それでは絶対に売れません。あなたがアピールしなければ、誰もあなたのことを見つけてくれません。「ホームページを作ったんだから、これでお客さんが勝手に集まるだろう」なんてことは、絶対にあり得えないのです。

目の前にお客さんがいれば、必死に話してコミュニケーションを取ろうとしますが・・・書くというのは、相手の顔が見えませんから、どこか「書けなくても仕方ないよね」と甘えが出てしまうものです。

今は書けなくてもいいので、まずは「売り続けると決める」という覚悟をしましょう。

「書いて説得するほど知識がない、立場でない」という思い込みは捨てる

よくある思い違いに「書いて説得するほどの知識がない、立場がないから書けない」というものがあります。

文章にすると(特にWEBに掲載すると)、残って自分の目にも入りますし、多くの人にさらされて気になるかもしれませんね。

ところが、営業で喋っていたら、そんなこともないと思いませんか?

喋るそばから、言葉は消えていきます。上手く話せなくて、その場で落ち込むことはあっても、言った言葉がずっと記録されているわけではありませんから、忘れていきます。

それに、新入社員であろうが、営業で外回りに出されたら、下手でも何でも話すしかありませんから、そのとき自分ができることを精一杯やりますよね?

書くのもそれと同じです。

あなたが「説得できるだけの知識や立場でない」と思っても、全く何も知らない見込客からみれば、専門家です。それに、今のあなただから伝えられることもあるはずです。

また、あなたが気にするほど、そもそもあなたが書いたものを読んじゃいません。気にしなくて大丈夫です。

今のあなたが精一杯できることをライティングでやってみましょう。

ライティングの圧倒的なスキル・経験不足

ライティングの圧倒的なスキル・経験不足

外周りの営業であっても、自信を持てるには数年の時間が必要です。書くのも同じで、ある程度の量をこなす訓練が必要です。

その必要最小限の時間も積まないで「書けない」はナシ。幼稚園の子だって、必死に自転車に乗る練習をし、時には転んで大泣きしています。たくさん書いてください。書いた分だけ実力につながっていきます。

とはいうものの、書いていて困ってしまうことがあるでしょう。幼稚園の子と違い、時間が限られているからです。そこで、スキル・経験不足から来る「時間がない」についての具体的な対処法を解説します。

そもそも書く時間が確保できない

上でも説明したように、「書く=売る」です。「書く時間がないんです」は「売る時間がないんです」と言っているのと同じこと。「売らないで、何をするの?」と考えてみたら、書くしかないことが分かりますね。

書くことを片手間でやろうとしているのであれば、まずはその考えを捨てましょう。営業で売るときに「片手間で売る」なんてことしませんよね?

「書く=売る」ですから、何よりも売るための時間を優先して確保します。とはいうものの、社内の他業務を放り出すわけにはいきませんから、書くための時間と他業務のやりくり、社内への協力要請など環境を整えましょう。

書くのは書けるが、時間がかかって仕方ない

メルマガやブログなど、継続して書く必要があるときに多い悩みです。

ランディングページのように書いたものをそのまま置いておけるなら、そのときだけ時間がかかるだけで済みますが、毎日もしくは頻繁に発信し続けるものに対しては重荷に感じるかもしれません。

そんなお悩みがあるとき、3ステップで改善できる方法をお伝えします。

●STEP1 工程を分けて時間を計測する

まずは、「時間がかかって仕方ない」が「どの工程に」「どのくらいの時間がかかっているのか」計測してみましょう。

たとえば、メルマガなら、ざっくり次のような工程です。

・ネタを決める
・文章構成を考える
・タイトルを考える
・書く
・編集する
・配信設定をする

この工程をまず意識しながら、どの工程にどのくらいの時間がかかっているのかを計測します。

●STEP2 段取りを分ける

計測が終わったら、段取りの改善方法を考えてみましょう。

全部の工程を一度に実行せずに分けてまとめるのです。たとえば、ネタ出しと書く工程を別々にするのです。

ネタはネタだけでまとめて10個考える時間を作る(もしくは、すきま時間に日頃からストックしておく)、書くときは1週間分まとめて書くなど、時間を寄せて使うようにするなど、やりやすい方法にしてみます。

●STEP3 あらかじめ設定した時間内で書けた分だけで出す

たとえば、メルマガ1通「20分」と決めたら、20分全力で書いて、書けた分だけで出してしまいます。途中になりそうだったら、「続きは次回」でもいいのです。時間を決めて、さっさと書き、さっさと出す。これを繰り返していると、だんだん速く書けるようになります。

以上、「書けない」2大原因と対処法についてお伝えしました。ここでは大まかなことをお伝えしていますので、成果物別のノウハウや対処法については、下記を参考にしてください。

ブログなんて意味ないと思ったらチェックしたい初心者向け5つの処方箋
ブログタイトルのつけ方でアクセスが上がる簡単3ステップ
セールスレターとは?ブログ集客初心者向けに書き方を超簡単説明
【メルマガの作り方】売上アップに必要な3つの要素と継続させる5つのコツ
ランディングページ(LP)とは? 初心者向けに分かりやすく5分で解説
【WEB広告とは】初心者向けに広告のメリット、課金方式、種類を解説

注意点:ウェブライティングでは計測を忘れない

ウェブライティングでは計測を忘れない

さいごにウェブライティングで重要なことをお伝えしておきます。

それは、書いたら書きっぱなしにせず、必ず計測をすることです。計測結果を次の改善に活かしていくことで、「売るための文章」は精度を上げていくことができます。

LINEやメルマガには解析ツールがついていますし、ホームページにもGoogleが提供している無料のツールを使うことができます。

Googleが提供しているツールについて、詳しくはこちらで説明していますので、参考にしてください。

【Googleアナリティクス】何ができるの? 4大レポートと用語を初心者向けに解説
【Googleサーチコンソール】何ができるの? 3つのレポートの見方と用語を初心者向けに解説
【Googleオプティマイズ】何ができるの?3つのテスト内容と使い方を簡単解説

まとめ

まとめ

売ることを目的にしたウェブライティングは「セールスコピーライティング」と「SEOライティング」のスキルが必要です。どちらのスキルにも「ターゲットにとって価値があるかどうか」がレスポンスを高めるポイントとなります。

まずはターゲット設定を行い、その上で成果物に合わせて「セールスコピーライティング」と「SEOライティング」のスキルを使いましょう。

自社でWEB集客を始めたばかりの場合、「なかなか書けない」という悩みはつきものです。書けなくなる2大原因「ライティングに対するメンタルセット」「スキル・経験不足」に合わせた対処法をとることで、レスポンスは確実に上がっていきます。

売るための文章を書くのは、営業と同じ仕事です。書き続けることが何より重要ですので、時間の確保や社内の環境を整えて優先的に実施できるようにしましょう。