初心者を悩ますSEO対策キーワードの種類を解説

自社ブログを書くときにキーワードを使うのは大事ということはなんとなく分かるけど・・・

関連キーワード、サジェストキーワード、共起語、
種類が多すぎて、ややこしい。
簡単に説明して!

SEO対策のキーワードについてはいろいろな用語があり、複雑で分かりづらいですよね。そこで、今回は初心者の方向けに、「キーワードとは何か」「キーワードの種類と解説」「キーワードをSEOの活かすポイント」についてお伝えします。

キーワードの意味と目的

キーワードの意味と目的

記事を書くのはブログ集客で成約(問い合わせ、メルマガ登録、資料請求など)を達成するためです。ですから、まずはあなたのサイトを上位表示させることで、検索者に気づいてもらえるようにしたいですよね。

検索者は自分の求めている答えに使われていそうな言葉を検索窓に入力して検索します。このときに使う、答えを探すためにヒントになりそうな言葉が「キーワード(検索キーワード)」です。

つまり、あなたが何かのテーマについてブログを書こうとしたとき、記事内に検索キーワードを盛り込めば見つけてもらいやすい(=上位表示されやすい)ということになります。ですから、キーワードのことを何も考えずにブログを書くのは、大変もったいないのです。

とはいえ、キーワードはとにかく入れればよいというものではありません。アクセスを集めるためには、意図を持ってキーワードを使い、コンテンツを企画することが重要です。どういうキーワードで対策するのか=「対策(する)キーワード」と呼び、「対策キーワードを選ぶ」などのように使います。

対策キーワードを選ぶのは検索のボリュームや難易度、競合サイトの状況などから総合的に判断することになり、知識と経験が必要となってきます。検索ボリュームが大きいという理由だけで、よく分からないままキーワードを使うと、自社ブログを立ち上げたばかりのアクセスの少ないサイトでは太刀打ちできません。

そこで、初心者の方はまず、いくつかのキーワードの組み合わせ(複合キーワード)から対策していくのがおすすめです。そうすることで、少しずつアクセス数を増え、将来的に成約につながっていきます。

複合キーワード(ロングテールキーワード)とは

複合キーワード(ロングテールキーワード)とは

複合キーワードとは、メインとサブで成り立つ2つ以上のキーワードのことを指します。例えば、「ラーメン屋 おすすめ」のようなキーワードです。

複合キーワードは「ロングテールキーワード」とも呼ばれます。メインのキーワードの後ろにサブのキーワードが連なり、しっぽのように長くなるのをイメージして「ロングテール(長いしっぽ)」と呼ばれます。

検索者にとって、2語以上含めた複合キーワードで検索するほうが、自分の求めている情報を的確に速く見つけられる可能性が高いのは、あなたの経験からも理解できますよね。

関連キーワードとは

関連キーワードとは

関連キーワードとは、Google検索で検索結果ページの一番下に「他のキーワード」と表示されるキーワードのことです。

関連キーワード

検索者の意図をさらに正確に把握するために表示したものが関連キーワードです。他のユーザーが検索に組み合わせているキーワードを表示させることで、検索者の利便性が向上します。

関連キーワードはリアルタイムに検索ボリュームがあるキーワードではありませんが、一般的な傾向を知ることができるキーワードです。

「Googleのアルゴリズムによって表示された複合キーワード」が関連キーワードと考えると理解しやすいでしょう。

サジェストキーワードとは

サジェストキーワードとは

サジェストキーワードとは、検索窓に入力したときに出てくる検索候補です。

サジェストキーワード

サジェストとは「提案する」「連想させる」「思いつかせる」などの意味があり、検索しながら、「そうそう、これ」「あ、こっちのキーワードの方が近いな」と思うようなものを表示してくれるのが、サジェストキーワードということになります。

サジェストキーワードは自分が入力した言葉の他、過去の検索キーワード履歴や他のユーザーが検索したもの、地域、急上昇ワードなどがアルゴリズムによって自動的に表示されます。

関連キーワードは一般的な傾向を表示しているのに対し、サジェストキーワードは検索者個別の状況に合ったものというイメージで捉えると、違いが分かりやすいかもしれません。

SEOの観点から考えると、コンテンツを作るときに、より参考になるのは検索ページの下部に表示される関連キーワードということになります。先に述べたように、関連キーワードは一般的な興味や関心の傾向を示しているからです。

共起語とは

共起語とは

共起語とは、あるキーワードについて、書かれたコンテンツの中で一緒によく出現するキーワードのことを指します。

言い換えると、共起語キーワードは検索エンジンの中にどんなコンテンツが存在しているのかを教えてくれるもの。

関連キーワード、サジェストキーワードは検索者の検索意図が反映されているキーワードです。それに対して、共起語は存在するコンテンツに何が書いてあるのかを理解できるキーワードというイメージです。

Googleが評価したコンテンツ内で「検索者が使うキーワードとともによく使われている言葉がたくさん含まれているのはよいコンテンツ」だと判断するため、共起語を使うことはSEOの観点からも有効と言えるのです。

複合キーワードを使いながら、アクセスアップをまずは目指すという観点で、ここまで「関連キーワード」「サジェストキーワード」「共起語」について解説しました。

これらのキーワードの具体的な選定方法については、詳しくは『キーワードの選定方法を徹底解説~集客力をUPさせる手順とは~』をご覧ください。

キーワードをコンテンツに活かす2つのポイント

キーワードをコンテンツに活かす2つのポイント

では、最後に選んだキーワードをコンテンツにどのように活かすのかをお伝えします。ポイントは次の2つです。

ポイント1:キーワードは見出しや本文に「適切=自然」に設置させる

キーワードは見出しや本文に「適切=自然」に設置させる

キーワードを見出しタグや本文に使うことで、上位表示されやすくなります。ポイントは「適切に設置すること」。キーワードをやたらと羅列すればよいというわけではありません。キーワードを自然に配置することによって、サイト訪問者にとって読みやすく、価値のあるコンテツに仕上げることが大切です。

ポイント2:検索者の検索意図を汲み取って、コンテンツを充実させる

検索者の検索意図を汲み取って、コンテンツを充実させる

関連キーワード、サジェストキーワード、共起語キーワードなどキーワードの組み合わせから、あなたのターゲットの目的、悩みや感情を想像してみましょう。そうすることで、キーワードの他にどのような情報を盛り込めばよいのかが分かってきます。また、それはキーワードを超えた、オリジナリティの高いコンテンツとなり、Googleから高く評価されることにつながっていきます。

これらのキーワードの具体的な設定方法については、詳しくは『【キーワード設定】「どれ」を「どこ」へ「どうやって配置するの?」』をご覧ください。

まとめ

まとめ

以上、「キーワードとは何か」「キーワードの種類と解説」「キーワードをSEOの活かすポイント」をお届けしました。

検索者が答えを探すために使う言葉が「キーワード(検索キーワード)」でしたね。そして、上位表示させてアクセスを増やすために、意図を持って「対策キーワード」を選ぶ必要性があるとお伝えしました。

対策キーワードには、検索ボリュームの大きいキーワードだけを選ぶと初心者では太刀打ちできないので、キーワードを組み合わせて使う(複合キーワード)とアクセスアップに効果的です。

複合キーワードには、検索者が使うキーワード「関連キーワード」「サジェストキーワード」などがあります。また、共起語キーワードは存在しているコンテンツの中でキーワードとともに一緒によく使われるキーワードでした。

検索者側とコンテンツ側の両方から、どのような対策キーワードを選ぶのかを考え、コンテンツの企画をするといいでしょう。

また、これらのキーワードから、検索者の目的、悩み、感情などを汲み取って、それに答えるような情報を盛り込むことが大切です。そして、最終的には行動(問い合わせ、メルマガ登録、資料請求など)への意欲につながるようなコンテンツに仕上げていきましょう。これができてこそ、対策キーワードを選ぶ意義があるのです。

キーワードを適切に選ぶことはとても難しいですが、キーワードだけに依存せず、検索者にとって親切な記事になっているか、つまり、求められているものに的確に答えられているかを常に意識することを目指しましょう。それが結果的に成約率を上げ、あなたのビジネスの成功へとつながっていくのです。