ブログ集客をしているが、なかなかアクセスが上がらない。タイトルが重要だとは聞くが、具体的にどうやってつければよいか分からない・・・
とお悩みの方へ。
一生懸命ブログを書いていても、思ったようにアクセスが上がらなければ、不安になりますし、モチベーションも下がってきますね。
そんなとき一番に見直したいのが、ブログのタイトルです。
とはいうものの、タイトルの文字数は限られていて、何を盛り込んでいいのか難しいですね。
アクセスが集まるブログタイトルにするには、コツがあります。そこで、本記事では、初心者の方でも分かりやすく、簡単にできる方法を3ステップで解説します。
ブログタイトルはなぜ重要なのか
ブログタイトルがなぜ重要なのかというと、「読んでもらうため」です。
あなたには、自社サイトから手に入れたい結果があります。「メルマガ登録」「資料請求」「サンプル請求」「無料体験」「予約」などですね。
これらを手に入れるには、「読んでもらう」がすべてのスタートになります。
読んでもらうには、次の2つの条件が必要です。
1)上位表示されること
2)クリックされること
上位表示をされるためには、SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)の観点からキーワードで対策します。
さらに、検索者が「読みたい!これは私の悩みを解決してくれるに違いない」と思い、
実際にクリックされるよう、キャッチコピーの要素を取り入れます。
これらの例は、書店を想像すると分かりやすいです。
【例:書店】
1)平積を狙う= 上位表示される
書店の目立つところに平積されると、多くの人の目に触れるチャンスを得られます。反対に店内の奥の方の隅の棚に置かれてしまうと、見つけてもらいづらくなります。
2)本のタイトルで買わせる = クリックされる
その本を読みたいと思うかどうかは、タイトルで決まります。手にとってもらえるようなタイトルで一瞬にして注意を引けないと、せっかく平積みされたとしても、読んでもらえません。
あなたが書店に行くときのことを思い出してみると、これら2つの条件がとても重要だということは、よく理解できるのではないでしょうか。
つまり、ブログタイトルは成約につなげていくための「最初の入口」ですね。アクセスを集めるタイトルをつけるのはブログ集客では必須のスキルです。
とはいうものの、それほど難しいことではありません。
ブログのタイトルを「なんとなく」「適当に」つけてはいけないということが分かったところで、実際のタイトルの付け方を3ステップで習得しましょう。
STEP1:ブログタイトルに対策キーワードを入れる
読んでもらうための1つめの条件は「上位表示されること」でしたね。そのためにはタイトルに「対策キーワード」を設定する必要があります。
対策キーワードとは、サイトのメインとなるキーワードです。検索者が自分の悩みや困りごとを解決するために検索エンジンに入力する言葉のこと。
困りごとの例 : ブログのタイトルはどうやって付ければいい?
対策キーワードの例 : ブログ タイトル
ブログを書いたあとに対策キーワードを決めるのではなく、対策キーワードをもとにブログを書くということを覚えておきましょう。
また、対策キーワードについて前提として理解しておくべきことが2つありますので、あわせてチェックしておいてください。
前提1:対策キーワードはサイト構築のときにあらかじめ、まとめて決めておく
対策キーワードはサイトを構築する段階であらかじめ、まとめて決めておくものです。1記事作成するごとに選定するのではありません。
もちろん、あらかじめ選定しておいても、後からキーワードを追加することもありますし、サイトの方向性が変わって後に不要になる場合もあります。
前提2:1ブログ記事1対策キーワードが鉄則
対策キーワードは「1ブログ記事に1つ」が鉄則です。記事は検索者のお困りごとを解決するものです。お困りごと(検索意図)に対し、1つの回答と考えると分かりやすいですね。
もし、1つの記事の中に対策キーワードが2つあるとすると、2つの回答が混在することになります。
「ブログ 書き方」
話題の違う記事が1つになっていると読みづらくて仕方がありませんよね。
検索意図が同じだけれど、キーワードが別という場合は、どちらかのキーワードに絞って記事を書きましょう。キーワードを絞る基準は検索ボリュームの多い方です。
キーワードの例:
・「ブログ タイトル 注意点」 → 検索ボリューム 100 ・・・☓ 除外
・「ブログ タイトル つけ方」→ 検索ボリューム 200 ・・・○ 採用
除外した「注意点」というキーワードは、本文中に使用するくらいの配慮で大丈夫です。タイトルや見出しにまで入れる必要はありません。
検索エンジンは日々進化しており、今となっては検索意図を理解するところまできているからです。検索意図に答えるようなコンテンツを作っていけば、自然と質の高い記事が出来上がります。
対策キーワードは1記事1つが鉄則です。もし、他にキーワードを含めたい場合は共起語程度にしておきましょう。
対策キーワードの選定に関して詳しくは、「キーワードの選定方法を徹底解説~集客力をUPさせる手順とは~」をご覧ください。
ブログタイトルに対策キーワードを設定するときの3つのポイント
1.完全一致で設定する
対策キーワードが単一語の時は気にする必要がありませんが、複合キーワード(「花 女性 プレゼント」のように複数の場合)であれば、その順番通りに入れてください。
前後を逆転させて挿入すると、対策キーワードとしてのパワーが弱まってしまいます。
例:「男性が女性に花を贈る」がテーマのブログ
対策キーワード「花 女性 プレゼント」の場合、
◎「花を女性にプレゼントするときのタイミング・ベスト3」
△「プレゼントを花に選んだら喜ぶ女性の特徴」
2.タイトルタグ内の前半に設定する
タイトルタグ内の前半に対策キーワードを設定すると、SEO対策がより強化されます。
△ 男性必見!絶対に忘れてはいけない花を女性にプレゼントするタイミング
3.対策キーワードを羅列しない
タイトルタグ内に対策キーワードを設定することでSEO対策として強化されるとは言え、必要以上にキーワードを羅列するとペナルティを受けることにもなりかねません。十分に注意してください。
☓ 【花が好きな女性を口説くには】花を買って女性にプレゼントするときの3つのポイント
以上がタイトルに対策キーワードを設定するときのポイントです。
STEP2: ブログタイトルに訴求を考える
続いて、ブログを読んでもらうための2つのめ条件「クリックされること」について解説します。
検索者が「読みたい!これは私の悩みを解決してくれるに違いない」と思ってもらうには、タイトルにキャッチコピーの要素を取り入れればOKです。
検索者はあなたのブログの「読む」「読まない」を一瞬で判断します。
つまり、パっと見で「よさそう」と思ってもらうこと。それにはブログのタイトルが次の2つの条件をクリアしている必要があります。
1)ブログに何が書いてあるのかが理解できる
2)ブログが自分の悩みを解決してくれると期待できる
そのために、キャッチコピーの要素をタイトルに含めるのです。
最初から一発で完璧なキャッチコピーを作る必要はありません(というより、一発で作りません)。キャッチコピーの要素を取り入れる前に、訴求を組み立てます。
訴求とは、「誰に」「何を言うのか」を考えて文章にすること。訴求をもとに短くまとめるとタイトルにすることができます。
本項では、訴求を作る簡単な方法をお伝えします。
なお、ターゲット設定が済んでいる前提で話を進めます。ターゲット設定が済んでいない場合は「ターゲティングとは? 小さな会社の顧客像の作り方5つのステップ」をご覧ください。
「○○の方へ + ベネフィット + 商品名」に当てはめる
慣れていないうちはベネフィットを考え出すだけでも一苦労かもしれません。また、ブログタイトルは最終的に32文字前後に収まるようにしますが、いきなり32文字で収めるように考え始めると、手が止まってしまいます。対策キーワードをタイトルに盛り込むことを考えると、さらにハードルが高くなってしまいます。
そこで、おすすめなのが、次の公式にしたがって、まずは文章にまとめてみることです。
長くなってもいいので、書いてみる。そして、言葉をまとめたり、数字化したり、言い換えたり、短くして、ブラッシュアップさせていくとよいでしょう。
■項目
【対策キーワード】
【誰に】どんな悩みを持つ人に
【何を言うのか】ベネフィット
【その解決策】
【その特徴】
例:
【対策キーワード】ブログ タイトル
【誰に】ブログにアクセスを増やしたい。タイトルが重要なのは聞いて知っているが、具体的にどういう手順でタイトルを作ればよいかが分からない、ブログ集客初心者の方向け
【ベネフィット】自社で簡単にアクセスアップする
【その解決策】アクセスが集まるブログタイトルのつけ方
【特徴】簡単3ステップでできる
これらを
「○○の方へ + ベネフィット + 商品名」
の式に当てはめ、簡単な文章にまとめてみると・・・
↓
STEP3:ブログタイトルは文字数32文字前後に短くする
ブログタイトルを32文字前後に短くします。
タイトルは1つだけでなく、複数パターンを書き出し、見比べます。対策キーワードで検索して競合サイトのタイトルをチェックするのもおすすめです。アイデアが浮かんだり、アレンジの工夫を思いついたりしやすくなります。
タイトルにしていくには、訴求を短く、余分なものを省いて意味が通るようにしていきます。タイトルは検索画面に表示される文字数の制限があるので、32文字前後で短くまとめるのはなかなか難しいですが・・・次の3つを考慮して取り組んでみてください。
1)○○の方へ
タイトルから誰向けか分かれば、省いてもOK。【初心者向け】【上級者向け】など際立たせることで、たくさんある競合サイトの中から検索者のアンテナに触れさせるようにする工夫もおすすめです。
2)ベネフィット・特徴・商品名
訴求をできるだけ短くまとめます。重複している言葉を省いたり、短くすることができる言葉に置き換えたりします。
【最新】【実践向け】【事例あり】【テンプレート付き】など、他との違いを書き加えるのもおすすめです。
3)対策キーワード
対策キーワードが入っているかチェックしながら、整えます。
SEO的にタイトルの前半にもってきた方がよいとされています。前半に持ってくることで上手くまとまらなければ、無理のないタイトルになるようにまとめます。
訴求をもとに、タイトルに変換していきましょう。
『ブログのタイトルが上手くつけられず、アクセスを集められないブログ集客初心者の方へ。簡単3ステップで自社でもできるブログタイトルのつけ方があります』
↓
タイトルを複数リストアップ
・【簡単3ステップ】ブログタイトルでアクセスを上げる方法(28文字)
・【簡単3ステップ】アクセスアップするブログタイトルのつけ方(29文字)
・アクセスが上がるブログタイトルのつけ方・簡単3ステップ(28文字)
・・・など。
今回は「ブログタイトルのつけ方でアクセスが上がる簡単3ステップ」で、ひとまずリリースしてみることにします。
ブログ記事は一晩寝かしてリリースすることをオススメしています。タイトルも含めて、リリース前にもう一度読み直してみましょう。違和感がなければ、OKです。
まとめ
以上、自社で簡単にできるアクセスアップ方法として、ブログタイトルの付け方を簡単3ステップで解説しました。
日頃から多くのブログタイトルをチェックし、よい表現だと思ったものは記録してコレクションしておくとよいですね。まるパクリはNGですが、あなたの記事の内容に合わせてアレンジするのであればOKです。
アクセスはブログタイトルが大きく影響します。ブログを書いているのに、なかなかアクセスが集まらないと感じたときは、まず、タイトルを見直してみましょう。