SEO対策は無駄? 初心者のための2つのチェックポイントとは

集客のためにブログを投稿し続けていると、こんな悩みを感じることがあります。

チェックなかなかアクセスが増えず、このまま続けて本当に成果が出るのかどうか不安になる。

チェックSEO対策を少々勉強し、キーワードをタイトルに入れたりしてみたが、手応えを感じない。

チェックSEO対策をしても検索エンジンのアルゴリズムが変わるたびに対策をしないといけないと聞いた。自分でリサーチして理解し、サイトに反映しつづけるなんて、自分にはできると思えない。

SEO対策は、もしかして無駄なのか?

と感じてしまっても無理はありません。とはいえ、アクセスを増やして、検索順位を上げたいですよね。

そこで、今回はこのジレンマを解消するために、

・SEO対策を一体どのように捉えればよいのか
・効果があると実感できるSEO対策のやり方はあるのか

について、初心者の方向けに分かりやすくお伝えします。

SEO対策を無駄にしないための基礎知識をチェック

まずはSEOの基礎知識をチェック

SEO対策が無駄なのかどうかを判断する前に、そもそもSEOとは何なのか、どのような目的があるものなのか、SEOに意味はあるのか、など基礎をチェックしてみましょう。

後述しますが、間違って頂きたくないことは、

とにかく被リンクをたくさん集めれば良いというものではない

ということです。

もちろん、文字数だけを追うこともナンセンス。ユーザーにとって質の良い記事を書いた結果、文字数が多くなったというのが正しい理解であることを心得てください。

SEOとは何をすることなのか?

SEOとは何をすることなのか?

SEOの考え方は1997年頃に誕生したと言われており(※1)、時代のニーズとともにSEOは進化してきました。現在では、SEO対策とは、ほぼGoogleへの対策であると理解してOKです。

SEOはSearch Engine Optimizationの略です。日本語では、「検索エンジン最適化」と訳されます。最適化(=Optimization)は少し分かりづらい概念ですが、ニュアンス的には「整理や調整をしながら、いい感じにしていくこと」と考えるとよいでしょう。

つまり、SEOとは、あなたの成果を向上させるため、検索エンジンにサイトを上位表示させ、訪問者を増やすためにサイトを調整することです。

抽象的な言葉が分かりづらいかもしれませんので、SEOのイメージが掴める具体例をお伝えしますと・・・

SEO対策のイメージは「来店して、買い物をしてもらえるようにするための工夫」

SEO対策のイメージは「来店して、買い物をしてもらえるようにするための工夫」

あなたがこだわりの素材を使った美味しいケーキを販売しているとします。どこへ出店すれば、たくさんのお客さんが来て、たくさんのケーキを買ってくれる可能性が大きくなるでしょうか?

きっと、たくさんのお客さんが通り、あなたのお店が目立つ大通りですよね。裏通りでは人がぐっと少なくなりますし、大通りだとしても、ビルの2階だと気づかれにくくなります。一番よいのは大通りの1階でしょう。

さらに、看板や店構えを工夫することで、お店の前を素通りされずに中へ入ってもらえれば、ケーキをかってもらうという目標を達成できる可能性が大きくなります。

どれだけ極上素材を使ったケーキを売っていたとしても、まずはお店に気付き、中に入ってもらわなければ買ってもらえることはありません。そのために工夫することがSEO対策ということになります。

あなたがネットで何かを検索するときのことを思い出してみましょう。1ページ目の上位いくつかのサイトにアクセスし(=大通りにある店を見つけ、店の中に入り)、ブログなどを読み、「問い合わせをする」「資料請求する」などの行動の決断(=ケーキを買う)をしているのではないでしょうか。

SEO対策は無駄であるというのはウソだった?

SEO対策は無駄であるというのはウソだった?

SEO対策はほぼGoogleへの対策であるとお伝えしました。

そう聞くと、とても複雑で難しいと感じるかもしれません。実際、Googleの対策を私たちが正確に把握できるなんてことはできそうにもありませんし。

では、業者に頼むとどうでしょうか? SEO対策を施したサイトを業者に作ってもらったとすれば、200万円前後の費用が必要ですし、製作済のサイトにSEO対策をしてもらったとしても、月額で十万円以上の維持費がかかるでしょう。

また、SEO対策に覚悟して業者へ費用を投じたとしても、本当に求めている成果が手に入るとも限りません。なぜなら、Googleが方針を変えたことで、昨日まで上位表示されていたサイトが圏外へ落とされてしまう実例は山程あるからです。

これらのハードルの高さやリスクに対する不安が、SEO対策を無駄だと感じてしまうことに拍車をかけているのかもしれません。とはいえ、どうにかして、サイトの検索順位を上げたり、アクセスを増やし、サイトからの成果を上げたいのが本音です。

「SEOは古い、無駄」という意見をよく聞きますが、実はあなたができる有効なSEO対策のやり方はちゃんと存在していますので、安心してください。

SEOは無駄なのではなく、「やっても無駄なSEO対策」と「やるべき必要なSEO対策」の2種類があると考えると分かりやすいかもしれません。

やってはいけない3つの「SEO対策の無駄」とは

やってはいけない!3つの「無駄なSEO対策」とは

まずは無駄なSEOとは何かを押さえておきましょう。すると、必要なSEOがより理解しやすくなるはずです。

未だに以前のSEO対策を講じている方もいらっしゃいますが、これまでも・現在もGoogleがサイトの評価をする指標は変わっておりません。

Googleがサイトの良し悪しを評価する判断基準はユーザーにとって良いか悪いかです。

恐らく未来もこの指標が変わることはないでしょう。

ここでは3つの「やってはいけない無駄なSEO対策」を3つ紹介します。

1.自作自演の外部リンク

自作自演の外部リンク

ひと昔前、リンクを貼られているサイトが評価の対象となっていたことがありました。これを逆手に取って、サイト訪問者にとって無価値なサイトをわざと作り、自分のサイトのリンクを貼るという手法を取るようなこともありました。

つまり、リンクの自作自演です。こうしたサイトはGoogleのペナルティを受ける可能性が高いです。一度ペナルティを受けると、検索エンジンから外されてしまうことは十分ありえますので、絶対にやめておきましょう。

勘違いしていけないことは、リンクを貼ること自体、悪いことではないということではありません。訪問者に価値がある、よいコンテンツのリンクは評価されるのです。

2.キーワードの不要な羅列をする

キーワードの不要な羅列をする

キーワードの不要な羅列も避けましょう。ランキングを操作する目的で特定のキーワードを羅列したり、不自然に繰り返すような意味のなさないページはサイト訪問者にとって利便性が悪いことが明らかです。

自作自演のリンクと同じく、こうした不自然なSEO対策はペナルティの対象となりますで、やめておきましょう。

キーワードを意識することはもちろん重要です。大切なことは文脈に合ったキーワードを適切に使い、サイト訪問者にとって価値のあるコンテンツを作成することです。

3.質の低い記事を数多くアップする

質の低い記事の記事を数多くアップする

サイトの中に記事が豊富にあることは良いことと思われがちですが、数さえあれば何でもよいかというと、そうではありません。質の低い記事ばかりのサイトはGoogleからの評価を落としてしまいます。

質の低い記事というのは、サイト訪問者が求めている情報を十分に提供できていない記事のことです。具体的には、

・専門知識や権威性、信頼性が欠如している

・タイトルと内容の整合性がとれていないもの

・広告ばかり貼ってあるもの

などを指します。

記事は数さえ多ければよい、という間違った神話は捨てるようにしましょう。

以上、3つが「やってはいけない無駄なSEO」です。

勘の良いあなたはすでに気付いたかもしれませんが、要するに検索エンジンを欺くようなことはSEO対策にはならないということです。それどころか、ペナルティを受けてしまい、検索エンジンから外されるという本末転倒な結果を招くことになります。

では、どのようなSEO対策をすればよいのかを次にお伝えします。

SEO対策を無駄にしないための評価されるサイトに欠かせない3つのポイント

評価されるサイトに欠かせない3つのSEO対策

「やってはいけない無駄なSEO」の情報から、Googleから評価されるサイトというのは、サイト訪問者にとって有益な情報が十分に提供されていることが基準のようだ、ということが分かりますね。

そのためには、検索キーワードの検索意図を汲み取って、それに十分応えていくことが大切です。「検索意図を汲み取る」とは、サイト訪問者がキーワードの裏にどのような悩みや課題、感情や意思を持っているかを考えることです。

これらを検討しながら訪問者の解決策となるようなコンテンツを作成していけば、あなたのサイトは必然的に評価されるサイトに育っていくことになります。

検索意図を汲み取ったコンテツを作成するには、次の3つのポイントを押さえるとよいでしょう。

1.ボリュームのあるコンテンツ作成を作る

ボリュームのあるコンテンツ作成を作る

サイト訪問者の問題を解決するためのコンテンツを作ろうとすれば、専門知識や権威性、信頼性のある情報が必要になります。すると、自然にボリュームのある質の高いコンテンツが出来上がっていくでしょう。

2.各種キーワードの配置と使い方を押さえる

各種キーワードの配置と使い方を押さえる

検索意図を汲み取るように心がけると、キーワードに込められているサイト訪問者の感情や意思に焦点を合わせてコンテンツを作成することになります。

すると、キーワードの無意味な羅列、不自然な繰り返しは当然排除されていくはずです。まずはサイト訪問者の問題解決のために適切なキーワードを使い、コンテンツの文脈に合うように配置していきましょう。

サイト訪問者にコンテンツを見つけてもらうためのキーワードの探し方や配置には、さらに詳しいポイントがあります。具体的な内容については下記をチェックしてください。

※キーワードの選定方法については『キーワードの選定方法を徹底解説~集客力をUPさせる手順とは~』をご覧ください。
※キーワードの設定方法については『【キーワード設定】「どれ」を「どこ」へ「どうやって配置するの?」』をご覧ください。

3.ページ構成

ボリュームのあるコンテンツ作成を作る

分かりやすいページ構成にすることもSEO対策としては有効です。なぜなら、読みやすいページは必然的にアクセスが増えるからです。分かりづらいページを見た途端、すぐ離脱したという経験があなたにもあるのではないでしょうか。

読みやすいと感じるページは情報が整理され、階層化されています。階層化というのは、

・タイトル

・書き出し

・大項目→中項目→小項目

・大項目→中項目→小項目

・まとめ

のように、重要度の高いポイントを大項目で説明し、それをさらに分解して中項目、さらに小項目、のように分かりやすく伝える構成にすることです。ワードプレスなどで記事を書く場合はタグを使うことで階層化することができます。

こうしたページ構成は思いつきで書き始めて出来上がるものではありせん。ひと手間ですが、記事作成前に伝えたいことを整理し、組み立てることをおすすめします。

まとめ

まとめ

今回は初心者の方に向けて、SEOの基礎知識、無駄なSEOと必要なSEOについてお伝えしました。SEO対策は無駄ではなく、無駄なものと必要なものを分けるポイントをまず押さえることが大切です。

SEO対策に効果を感じられないと思ったら、サイト訪問者の立場に立ったコンテンツやページ構成を作成できているのかどうかを振り返ってみましょう。

SEO対策とはあなたのサイトの存在を知ってアクセスしてもらい、成果を上げるための手段。つまり、検索エンジンが存在している限り、SEOは欠かせないものであることは間違いないのです。

※1Search Engine Journal : https://www.searchenginejournal.com/seo-101/seo-history/#close