「コンテンツ」という言葉はよく耳にするけれど
コンテンツって何のこと?
コンテンツを作る目的は何?
コンテンツをどうやって作ればいいの?
という疑問を抱えている、初心者のマーケティング担当者さまへ。
コンテンツとは情報の中身のことで、有料・無料を問わず、その質に重きを置かれるようになり『コンテンツ』という言葉が特にWEB上で広く使われるようになりました。
情報の中身そのものをコンテンツというわけですから
・ブログ
・メルマガ
・商品やサービス
・ランディングページ
・セールスレター
・ホームページ
・SNS
・youtube
など
これらで発信するすべての情報がコンテンツとなります。
(ランディングページやセールスレターでの情報は販売目的ですのでコンテンツと呼べないという方もいらっしゃいますが、これらから得られる情報だけでも深い学びを得られるものはたくさんありますので、ここではあえてコンテンツとして挙げさせて頂いております。)
そして、ユーザーに喜ばれるコンテンツこそが良質なコンテンツとして評価されるものとなります。
本記事では、コンテンツの意味と使い方について紹介します。
コンテンツとは~その意味は情報の中身のこと~
コンテンツとは平成十六年法律第八十一号コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律によると
分かりやすく言うと、コンテンツとはデジタル情報そのもの、その中身のことで特にWEB上でのコンテンツが差しているものは情報の中身のことです。
2010年代半ばからコンテンツマーケティングという言葉が流行し始めましたが、良質なコンテンツを作成し提供することで潜在顧客を見込み顧客化し、さらに顧客化していく。もっと言えば、ファン化していくマーケティングの手法とも言えます。
本記事ではコンテンツの意味や種類、その他コンテンツ作成に関する注意点と方法をお伝えいたします。
コンテンツの種類
コンテンツの種類には様々なものがあり、映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメーション、コンピュータゲームというように多岐に渡ります。
加えて、テキスト・音声・動画もしくはこれらの組み合わせによって作成され、さまざまな媒体を通して情報として発信されるので一様に区分けするのは難しくもあります。
本記事をご覧いただいている方はコンテンツを作成するという視点でご覧いただいている方が多いかと思います。コンテンツを作成するという視点に立った場合は次の3つの区分けをしておけば良いでしょう。
②音声コンテンツ
③動画コンテンツ
コンテンツを作る目的
コンテンツを作成する目的はずばり利益アップに繋げるためです。
ビジネスとしてコンテンツを作成しユーザーに提供していくことは顧客のため、いわゆる顧客志向に基づくもので、その目的は良質なコンテンツを潜在顧客や見込み顧客を含む『顧客』に提供することで『役に立つ情報だ』であることを認識して頂き、信頼し、ファンとなって頂くことにあります。
ファンになって頂くことで顧客となり、ひいてはリピーターとなって頂ける。これこそがコンテンツを作成する目的なのです。
そして、この目的の達成のためには作成したコンテンツが良質なものである必要があることは言うまでもないでしょう。
では、どんなコンテンツが良くて、どんなコンテンツが悪いのでしょうか。
コンテンツの良し悪し
コンテンツの良し悪しの基準はあなたがターゲットとするユーザーに役に立つものであるかどうかです。
WEBページの成約率を高めるために必要なこととして
・不要な情報を全て削除すること
というものがあります。
WEBページの内容もコンテンツとして捉えられることを考えると良質なコンテンツとはまさしくターゲットにとって必要な情報がもれなく網羅され、且つ、不要な情報が全て削ぎ落されているものとなります。
では、ここで言う『良質な』とはどういうことでしょうか。それは・・・
『ターゲットとするユーザーが知りたいと思っていること』です。
ユーザーの意図にしっかりと応えられているかどうかが良質なコンテンツの指標となり、計測値としてはPV数や滞在時間、その他シェア数など(エンゲージメント)で推し量ることができます。
しっかりと『ターゲットとするユーザーが知りたいと思っていること』にフォーカスしてコンテンツを作成することで質が上がっていくことでしょう。
付け足しにはなりますが、悪しきコンテンツと言うのは『良質な』コンテンツの条件を満たしていないものです。
冒頭でランディングページやセールスレターに含まれる情報がコンテンツとして呼べないという方がいらっしゃると申しました。これは、販売することしか考えていない、ユーザーのことを考えていない情報にことを指していると考えられます。
コンテンツ作成の注意点
コンテンツ作成時の注意点はとにもかくにも『良質な』コンテンツの定義を忘れないことです。
つまり、『ターゲットとするユーザーが知りたいと思っていること』にフォーカスし、価値ある情報を提供することが非常に重要です。
コンテンツを作成しようとすると、思いのほか自分よがりになりがちです。自分が得意とすること、長年培ってきたノウハウやハウツーがあるわけですから、「あれも伝えたい」「これも伝えたい」と自分の伝えたいことをコンテンツとして作成しがちなのですね。
もちろん、自分が得意とすること、長年培ってきたノウハウやハウツーを伝えることそのものが間違っているわけではありません。しかし、もう1つの視点を加えて精査して頂きたいのですね。それが・・・
「そのコンテンツは本当にターゲットが必要としていますか。」
ということ。この視点が抜け落ちてしまうといつまで経ってもターゲットとのズレが生じ良質なコンテンツにはならない可能性が高くなるのです。
では、どのようにコンテンツを作成すれば良いのでしょうか。
コンテンツ作成の3つのステップ
コンテンツを作成するステップは大きく分けて3つあります。
コンテンツ作成ステップ1:リサーチする
コンテンツ作成ステップ2:構成を決める
コンテンツ作成ステップ3:作る
中でも重要なのが『リサーチする』ということですね。
コンテンツの良し悪しの項目でもお伝えしたように『ターゲットとするユーザーが知りたいと思っていること』をコンテンツにしなければいけません。
つまり、まずはターゲットとするユーザーが知りたいと思っていることを知る必要があるのですね。
だからこそ、リサーチが非常に重要なのです。
コンテンツ作成ステップ1:リサーチする
あなたが販売する商品やサービスに関連する(つながる)ことで、あなたが得意なこと、詳しいこと、伝えたいことをピックアップします。
ただ、ここでピックアップしたネタをそのままコンテンツに仕上げてしまっては『ターゲットとするユーザーが知りたいと思っていること』とマッチしているかどうかは定かではありませんのでニーズがあるかどうかのチェックをする必要があります。
ニーズがあるなしのチェックとしては
・ネタ(問題)を解決するためのキーワードの検索ボリュームがあるか。
・Q&Aサイトでの関連ネタが豊富にあるか
・ココナラ等のコンテンツ販売サイトで類似商品が売られているか
などから推察していきます。
これらのリサーチにより『ターゲットとするユーザーが知りたいと思っていること』として一定のニーズがあると判断できたらステップ2に進みます。
コンテンツ作成ステップ2:構成を決める
コンテンツを作成することに決めたなら構成案を考えます。
潜在顧客や見込み客を含む顧客がコンテンツを手にする目的は自身が抱える問題や課題を解決するためです。
逆に言うと、コンテンツは顧客が抱える問題や課題を解決するためのものでなくてはなりません。
ただ、本当は問題や課題を解決するためにコンテンツを手にしたいのではなく、手にした後に得られる理想の未来を欲しいがためにコンテンツを手にするわけですね。
つまり、ベネフィットが明確でないと欲しいコンテンツとして映らないということです。
なので、まずは顧客がコンテンツを手にすることで解決できる問題や課題を書き出し、その解決のための具体的な方法を書き出します。そして、その結果、どうなるか(ベネフィット)を書き出すことでベネフィットを明確にすることができます。
・顧客の抱える問題や課題
・顧客の抱える問題や課題の解決策
・顧客の抱える問題や課題を解決した後の未来(ベネフィット)
これらが明確になればコンテンツとして構成していきます。
1つの構成案として神田昌典氏が提唱されたコピーライティングの型であります『PASONAの法則』を参考にすれば良いでしょう。
Problem(問題) : 問題点を提示する
Agitation(扇動) : 問題点を煽り立てる
Solution(解決策) : 解決策を提示する
Narrow down(絞込): 期間や数を限定する
Action(行動) : 行動を呼びかける
構成案が固まったらいよいよコンテンツ作成です。
コンテンツ作成ステップ3:作る
コンテンツの形式には大きく分けて3つあります。
1.文章
2.音声
3.動画
どれが良くてどれが悪いということはありません。
ポイントは
・コンテンツの内容がどの形式であれば理解しやすいか
・ターゲットがどの形式であれば受け入れやすいか
を基準にコンテンツ形式を決めましょう。
もちろん、それぞれの形式で作成しても結構ですし、それぞれの複合コンテンツとなっても構いません。
まとめ
コンテンツの質の重要性を理解する『コンテンツとは?利益アップに欠かせない情報の質の向上』ということでお届けいたしました。
コンテンツはとにもかくにも『ターゲットとするユーザーが知りたいと思っていること』にフォーカスしなければなりません。
あなたの発信する情報が良質なコンテンツとして顧客の元に届き、顧客のビジネスやライフスタイルの向上に役に立つことで信頼に変わり、ファン化していくことであなたのビジネスの成長の礎となります。
マーケティングを上手く機能させるためにもコンテンツの質を高め、メディアの信用力を高め、顧客からの信頼を勝ち取りましょう。