このページを見た方限定のご案内→商売繁盛で笹持ってこい!
一生懸命に商売に励んでいるのに思うような成果を得られない。
経済の状況を見ても行く先不透明で不安が募るばかり。
ガラッと変わった環境にどう対応したら良いか分からない。
と不安な気持ちでいっぱいな方へ。
困った時は神頼み!
というのは好きではないですが、1つのイベントとして1年に1度大いに神頼みするのも良いのではないでしょうか。
ということで・・・
ダツトビの拠点となるこちら関西地方では『えべっさん』の呼び名で有名な恵比寿様。
中小企業経営者や個人事業主様、飲食を含む店舗ビジネスオーナー様などなど、ご商売をされている方なら1度や2度は参拝されたことがあるのではないでしょうか。
私も商売をしている関係上、毎年のようにスタッフと共に今宮戎神社へ参拝しております。
ちなみに、今宮戎神社は推古天皇8年(600年)、聖徳太子が四天王寺を建立する際にその西方の守護神として建立されたと伝えられております。
(引用:今宮戎神社|Wikipedia)
「商売繁盛で笹持って来い!」
という言葉がにぎやかな掛け声と共に耳に入ってくるのはなんとも気持ちを明るくしてくれるものです。
病は気からという言葉がありますが、商売も気からですよね。
今回、えべっさんこと恵比寿様をお取り上げたわけですが、どうせ参拝するならえべっさんのことをいろいろとご紹介しておこうかなと思います。
もちろん、ご自身の信じる神様が他にある、という方はその限りではないですが、そういうことは一旦横へ置いておきまして関西ならではの一大イベントとして『えべっさん』についてご紹介します。
えべっさんとは
恵比寿様は七福神の一人で福の神として知られ、商売をしている人は商売繁盛を願って参拝します。
えべっさんとは、主に関西で呼ばれる恵比寿様の愛称のことで他には恵比寿様や恵比寿神と呼ばれたりします。
七福神の中で唯一の日本の神様だということで大きな福耳、釣竿と鯛を持つ姿、そして、なんとも言えないおめでたいお顔が特徴です。
もともと漁業の守り神だったのですが農業や商業の神様としても拝められるようになったとのこと。
日本の国を作ったとされる「イザナギノミコト」と「イザナミノミコト」の息子で日本の神様の頂点に立つ天照大神と兄弟神ということになりますね。
(諸説はいろいろあります。)
本家は兵庫県の西宮えびす神社。
そして、大阪では今宮戎神社がとてもにぎわいます。
えべっさんが祭られる神社は全国で3500程ありますが、関西を中心ににぎわっております。
えべっさんはいつ?
毎年1月9日~11日の3日間で恵比寿神を祭る神社で行われる一大イベント。
10日の本戎を挟んで宵戎と残り福となっており
9日 宵戎
10日 本戎
11日 残り戎
という3日間で毎年にぎわいます。
本家の西宮えびす神社では10日の本戎に最大の目玉である「開門神事・福男選び」があり、マスメディアでも必ず報道される注目の行事です。
10日早朝(午前6時)に太鼓の合図と共に、通称「赤門」が開け放たれ、門前に集合した人々が約230メートル先の本殿を目指して一斉になだれ込みます。
そして、本殿に到着した先着3名が『福男』の称号を得、その年の福を一身に集めるとされているのですね。
ちなみに、『福男』とされておりますが女性の参加も認められており、女性が先着3名の中に入ると『福女』の称号を得ることになります。
今宮戎神社は3日間終日参拝可能ですが、西宮えびす神社は早朝(午前6時ころ)から翌午前1時頃まで参拝可能だそうです。
その他の神社についてはお調べください。
えべっさんの参拝方法
それではえべっさんのオーソドックスな参拝方法をお伝えします。
(今宮戎神社を例に取り上げます。)
1.笹を返納する
前年に持ち帰った飾りの付いた笹をお返しします。
もちろん、笹でなくても構いません。前年にお参りした際に頂いたお札等を返納します。
返納場所は正面入り口を入ってすぐ目の前に古笹納所という木箱が置かれていますので、この木箱に返納してください。
返納したら、そのまま本殿へ参拝する流れができておりますので流れに添って参拝に向かいます。(えべっさんの3日間は一方通行となっていますので流れができているという意味です。)
2.本殿へ参拝する
それでは参拝です。
流れに添って本殿前まで辿り着いたら(混雑している時はなかなか辿り着きません。)お賽銭を投げ入れて(遠くから投げ入れる方もいらっしゃいますが危ないので、少なくとも直接賽銭エリアに投げ込める場所までは前に進みましょう。)お参りしてください。
商売の繁栄を願ってのお参りですから『お願いごと』も一緒に伝えると良いです。
『福来い』の語呂合わせで『2,951円』を賽銭にされる方も多いと聞きますが噂の範囲ですのでご自身の思う通りに賽銭すれば良いでしょう。
3.福笹(吉兆笹)をいただく
参拝を終えたら、「商売繁盛で笹持ってこい」とのことですので傍で配られている笹をもらいましょう。(無料でいただけます。)
この笹を「福笹(吉兆笹)」と言います。
後程説明いたしますが、この福笹に色々な「子宝」を着けて行くことになりますので、着ける飾りの数によっては福笹が大きすぎたり、小さすぎたりということが起こります。
「子宝」を1個や2個着けるだけなら福笹が大きすぎると貧相に見えてしまいます。
逆に「子宝」をたくさん着けようと思っているのに福笹が小さすぎると全部着けることができないということも起こり得うるということですね。
4.福笹(吉兆笹)に子宝を着ける
子宝というのは福笹に着ける飾りのことです。
子宝には商売繁盛を願うものや家内安全など願う内容によって種類が異なり、願い事に付随した子宝を付けてもらうことでご利益があるとされております。
子宝は福娘と呼ばれるその年に選ばれた女性が満面の笑顔で着けてくれますので、より大きな福が来るような予感を抱けますよ。
ただし、子宝は有料ですので勢いあまってたくさん付けてしまうと料金の請求にびっくりすることにもなりかねません。(初めての方は要注意。私も苦い経験があります。)
子宝が少なすぎるのは寂しい感じがいたしますがご自身の願い事に添った子宝を厳選して付けるようにしましょう。
子宝の種類としては・・・
・大判
・千両箱
・宝船
・鈴
・鯛
・米俵
など
思いつくものを挙げましたが、他にもあるかもしれません。
5.念押しのお声掛けする
笹をもらい、自分の願い事に添った子宝を付けたら「商売繁盛で笹持ってこい」の掛け声に応えるように恵比寿様に念押しの声掛けをしましょう。
子宝を付けた笹を見せ付けるようにして「頼んまっせ!」と。
恵比寿様の耳は大変大きいですがそれゆえに前向きになっており後ろからの声は届かないそうです。
しっかりと恵比寿様の前から声掛けをしましょう。
なお、これは今宮戎神社ならではに風習らしいです。西宮えびす神社ではこのようなことはないようですのでご了承のほどを。
6.最後には熊手も頂いて帰る
福をかき集めるとされる熊手もどうぞ。
(なにかえべっさんの回し者のような感じになってしまいましたが。)
まとめ
ということで、商売の神様『えべっさん』の参拝方法をお伝えいたしました。
なんでもかんでも神頼みはいかがなものかと思いますが縁起物でもありますので程よくお付き合いするのがよろしいかと存知ます。