記事の書き方で集客できる初心者向け7つのコツと7つのステップ

自社ブログを始めたけれど、記事の書き方が分からないということはありませんか?

チェック いざ記事を書こうとしても、手が止まってしまう

確かに、このような状態では、この先続けていけるかどうか不安になりますよね。記事の書き方が分からないままだと、無駄に時間が過ぎてしまいます。

こういうときは、まず、記事を書く目的を改めて確認してみましょう。「集客のため」ですよね。そのためには「読まれやすい記事」を書く必要があります。

個人のブログのように日記でよければ、何も考えずに思いつつままでもいいのですが、集客のためならば、それなりの記事の書き方をマスターするのが先決です。

読まれやすい記事の書き方を初心者の方がマスターするには、まず次の2つを理解しておくことが大切です。

・ 集客用ブログ記事の書き方の基礎知識
・ 集客用ブログ記事の書き方の具体的な手順

そこで、この記事では

1. 読まれやすい記事の書き方・全体編【7つのコツ】
2. 読まれやすい記事の書き方・手順編【7つのステップ】

に分けて、具体例や簡単なテンプレートを添えながら解説します。

記事の書き方をマスターすることができれば、アクセスを伸ばし、成約率を上げていくことができるようになります。

面倒に感じて慣れるまでに時間がかかるかもしれませんが、記事の書き方を最初にマスターし、確実に効率よく集客につながる記事を書きましょう。

読まれやすい記事の書き方・全体編【7つのコツ】

読まれやすい記事の書き方・全体編【7つのコツ】

まずは、記事を書く前に、知っておくべきことをまとめました。

質の高い記事を書くためには、何より読みやすく分かりやすいことが大切です。記事をパッと見て「うわっ、読みたくない」と思われたら、オシマイだからです。

「読みやすく、分かりやすい」を具体的に言うと、次の6つを網羅しておくことです。

1. 記事が「お困りごと」に対する「回答」になっているか
2. 記事全体のつながりがよく、流れるように読める構成とつなぎであるか
3. 表現が簡素か(シンプル)か
4. 表現が簡単か(イージー)か
5. 表現が丁寧か(思いやりがある、具体例がある)
6. 視覚的にすっきりしているか(見出し、箇条書き、画像の利用)か

これらのポイントを網羅するための7つのコツをお伝えします。記事を書く前の基礎知識として覚えておきましょう。

これらをチェックリストにしておけば、記事を書いた後の編集・訂正がスムーズになりますよ。まとめて箇条書きにしておきますので、ご利用ください。

コツ1:(ペルソナ設定)見込客目線を忘れない
コツ2:記事を書く前にテーマや構成を決めておく
コツ3:結論ファースト・理由は後づけにする
コツ4:難しい言葉・専門的な言葉を簡単(イージー)に表現する
コツ5: 言い回しシンプルにする
コツ6: 箇条書きと数字を使うコツ
コツ7: 見出し、図や画像を利用する

コツ1:(ペルソナ設定)見込客目線を忘れない

(ペルソナ設定)見込客目線を忘れない

記事を書く目的は集客のためです。そのために、見込客のお困りごとに回答するような記事を書くことが大切です。

あなたは専門家ですから、ついつい、自分の目線で言いたいことを書きたくなってしまいがちです。そこはグッとこらえて、常に見込客目線で書く内容を決めましょう。

その目線をブラさないために、人物像設定(ペルソナ設定)(*1)が有効です。どのようなバックグラウンドの人で、どのような悩みを抱えていて、どういう理想を持っているのか、などを言語化します。

あなたの目の前に見込み客がいるなら、その人の悩みを解決できるような話にフォーカスするはずです。自分の話ばかりしたり、相手の興味がないことを話すと、相手は退屈して買ってくれなくなるでしょう。書くときも同じことです。

あなたの記事を読んだ人が「これは私のために書かれた記事だ」と夢中になって読んでくれるようにするために、ペルソナ設定をしておきましょう。

ペルソナがあれば、うっかり自分目線に踏み外してしまっても、「あれ、これは●●さん(ペルソナの名前)の知りたいことではないかも」と考え直すことができます。

記事を書くときには、あなたの事業全体でたったひとりの人物像(ペルソナ)を決めておきます。サイトの方向性によっては、記事ごとに設定という場合もあるかもしれません。

いずれにしても、1記事1人の人物像に向かって書くと理解してください。

*1:ターゲット設定の1つの手法。たった一人の理想の顧客像を詳細に設定すること。

コツ2:記事を書く前にテーマや構成を決めておく

記事を書く前にテーマや構成を決めておく

何も考えず、思いつきのまま書き始めると、まとまりのない文章になってしまいます。情報が不足したり、無駄に長くなりがちです。

記事を書く前に必ずテーマと構成を決めましょう。ひと手間に感じるかもしれませんが、圧倒的に短い時間で書き終えることができますし、サイト訪問者にとっても読みやすい記事になります。

最初のうちには構成を考えるのに時間がかかるかもしれませんが、繰り返しているうちに慣れてきます。

構成を考える方法は後ほど解説します。

コツ3:結論ファースト・理由は後づけにする

結論ファースト・理由は後づけにする

読みやすい記事にするには、結論を先に、理由は後から述べるようにしましょう。理由が複数ある場合は、箇条書きにするとさらに分かりやすくなります。

【例】

(Before)
洗濯機に洋服をいれるときは、洗濯後のシワをなくすため、絡まりを少なくするために、あまり多くを詰め込みすぎず、洗濯槽の半分になるようにしましょう。
(After)
洗濯機に洋服をいれるときはあまり多くを詰め込みすぎないようにしましょう。洗濯槽の半分くらいが目安です。理由は次の2つです。1) 洗濯後のシワをなくすため
2) 絡まりを少なくするため

だらだらと1文に言いたいことを詰め込みすぎず、短く分けるのも読みやすさUPのポイントです。読みながら頭の中でスラスラと理解できるような表現を心がけましょう。

コツ4:難しい言葉・専門的な言葉を簡単(イージー)に表現する

難しい言葉・専門的な言葉を簡単(イージー)に表現する

難しい言葉はできるだけ分かりやすい言葉に置き換えましょう。話し言葉に近づけるほど、読みやすくなります。

【例】

(難)
昨今のコロナ禍の状況を鑑みまして、誠に遺憾ではありますが、この度の会議を中止するのが妥当という結論に達しました。
(易)
最近のコロナ禍の状況に配慮しまして、本当に残念ですが、今回の会議を中止した方がよいという結論になりました。

また、専門的な言葉も分かりやすく表現し、必要があれば解説を加えます。一般的ではないけれど、あなたのペルソナが当たり前に使っている専門用語であれば、そのまま使ってもOKです。

【例】

(難)
CVRとCTR両方が下がったのであれば、ステップメールがそもそも刺さらなかったということなので、ステップメールを改善する。
(易)
成約率(*2)とクリック率(*3)が下がったのであれば、ステップメールがそもそも刺さらなかったということなので、ステップメールを改善する。

*2:コンバージョンレートとも言う。略してCVR。購入や申し込みなどにどれくらい至っているかを示す指標。
*3:クリック スルー レート言う。略してCTR。広告がクリックされた頻度を表す。

コツ5: 言い回しをシンプルにする

言い回しをシンプルにする

話し言葉に近いシンプルな表現にしたり、重複した表現をまとめると、文字数が減り、すっきりと読みやすくなります。

【例】78文字→60文字へすっきりと

(Before)
ざっくりと条件を付けるとするならば、ターゲットが興味・関心を持つであろうキーワード及びそのキーワードを連想させるであろうキーワードであることということです。
(After)
ざっくりと条件をつけると、ターゲットが興味・関心を持ちそうなキーワードや、それを連想させそうなキーワードということです。

コツ6: 箇条書きと数字を使う

箇条書きと数字を使う

2つ以上の要素があるときは、箇条書きにすると見やすくなります。また、数字を使ってまとめると、さらに見やすくなり、理解度も高まります。

(Before)
遠足の持ち物は、お弁当、水筒、敷物、おやつ、タオル、ティッシュで、すべての持ち物に名前を書くようにしてください。
(After)
遠足の持ち物は次の6つです。1) お弁当
2) 水筒
3) 敷物
4) おやつ
5) タオル
6) ティッシュ

すべての持ち物に名前を書くようにしてください。

コツ7: 見出し、図や画像を利用する

見出し、図や画像を利用する

見出しや図や画像を適度に利用することで、だらだらと書かれた文章だけの記事よりも圧倒的に理解力を高められます。

また、SEOの観点から見出しはとても重要です。見出しにはキーワードを設定しましょう。画像はオリジナルで用意できるのがいいですが、素材を使う場合は著作権などをよく確認してから使いましょう。

以上、記事全体と文章表現について、最初に理解しておきたい7つのコツをお伝えしました。他にもたくさんのコツがありますが、初心者の方はまず、この7つを抑えておくだけで、グッと読まれやすい記事を書くことができるようになります。

読まれやすい記事の書き方・手順編【7つのステップ】

読まれやすい記事の書き方・手順編【7つのステップ】

記事の書き方全体の基礎知識を理解したところで、記事を書いて仕上げる実際の手順を解説します。

アクセスを集め、集客につなげていく記事を書くためには、事前の準備がモノをいいます。面倒と感じてしまうかもしれませんが、「準備を怠るようなら、書かないほうがマシ」ということを肝に銘じておきましょう。

7つのステップで書き進めていくとスムーズに仕上がります。当サイトでのステップですので、書き慣れてきたら、あなたにあった手順にアレンジしてください。

STEP1:対策キーワードをもとに、競合サイトをチェックする
STEP2:記事のテーマ(タイトル)を決める
STEP3・対策キーワードをもとに、ニーズキーワード、共起語、関連キーワードを決める
STEP4:アウトライン(レイアウト)を決める
STEP5: 文字数の割り振り、リサーチ、ネタを準備する
STEP6:構成を考え記事(文章)を書く
STEP7:記事を編集する

STEP1:対策キーワードをもとに、競合サイトをチェックする

対策キーワードをもとに、競合サイトをチェックする

1記事1対策キーワードが鉄則です。サイト構築の際にあらかじめ選定した複数の対策キーワードから1つをピックアップして、その対策キーワードで実際に検索をかけてみましょう。

上位表示される競合サイト上位7〜10サイトをチェックします。記録しておくと記事を書くときの参考資料として便利に使えます。この作業は20分程みておけば完了します。

競合のサイトをチェックするポイントは次の5つです。

1. 記事タイトル
2. 記事URL
3. サイト名
4. 記事構成(目次)
5. 文字数(文字数カウントツールを使うと便利)

これらを記録しながら、さらに

・どのような内容を伝えているのか
・どのくらいの文字数なのか
・どのようなターゲット向けなのか

を把握しつつ、

・どのくらいの文字数にするのか
・自分のターゲットが読んだとき、参考になりそうなことはあるか
・自分のターゲットが読んだとき、物足りたいものはあるか

などに考えを巡らせ、書き出しておきます。

目標文字数の決め方

競合のサイトの文字数をチェックしたら、

1) どうにも太刀打ちできない超有力サイトを除外し
2) 残りのサイトの中で少し上を目指す文字数

をざっくり決めてみるとよいでしょう。

必ずしも文字数が多ければよいというものではありません。無駄な情報、分かりづらい文章で文字数を稼ぐのはNGです。ただ、ペルソナのお困りごとに対して、きっちり回答ができるという水準を保つためにも、競合の文字数は記事を書くときの目安にしてみてください。

実際、文字数が少なくても1位表示されることもあります。文字数だけが条件ではありませんが、情報の質という意味で文字数も検討する必要があるというイメージで捉えてみてください。

【例】

1位サイト: 3256 超有名サイト・初心者向け
2位サイト:20789 メガサイト・マニア・専門家向け
3位サイト: 1263 一般人のブログ
4位サイト: 2986 一般人のブログ

「自分は社内の集客サイト、初心者向け」ということであれば、「3500〜4000くらいかな」と目標を決めてみるイメージです。

本記事の場合、8000文字目標に割り振り、結果的に10314文字となりました。

STEP2:記事のテーマ(タイトル)を決める

記事のテーマ(タイトル)を決める

記事の心臓部分になるテーマを決めます。STEP1を踏まえながら、あなたのペルソナは・・・

チェックどのような悩みがあるのか
チェックその悩みに対して、具体的に求める情報は何か
チェック検索する背景は何か
チェック最終的に目指すゴールは何か

を具体的に書き出します。

その上で、ペルソナの「お困りごと」とあなたの専門知識から「回答(結論)」をセットにしてテーマを考えます。頭でぼんやりと考えるのではなく、文字にはっきりと書くことがポイントです。

【例】

(お困りごと)
夏の日差しがきつくて、エアコンがちっとも効かずに室内が不快

(回答)
窓から入る熱を屋内に入れないために、屋外で日差しを遮ると有効→ 屋外に設置する日除けグッズを紹介

さらに、お困りごとをどのようなフレームで回答すれば、ペルソナが納得しやすいかを考えておきます。一部紹介しますと、次のようなフレームがあります。タイトルを考えるときの参考にもなりますので、テンプレートとして使ってください。

【例】

・手順を紹介する(○○のための●つのステップ)
・秘訣やポイントを紹介する(○○のための●つのポイント)
・違い、比較を紹介する(○○と●●の違いを徹底検証)
・バリエーションを紹介する(○○するための▲厳選●つをお届けします)

などです。

STEP3:対策キーワードをもとに、ニーズキーワード、共起語、関連キーワードを決める

対策キーワードをもとに、ニーズキーワード、共起語、関連キーワードを決める

STEP1、2を踏まえながら、ニーズキーワード、共起語、関連キーワードを抽出し、決定しましょう。

ニーズキーワード、共起語、関連キーワードを抽出にはツールやサイト、その他関連書籍や見込み顧客を含むお客様の声を活用していきますが、手順を踏まずに適当に決定してしまうとアクセスの集まらない記事になってしまうので注意が必要です。

キーワードの選定に関する詳しい手順は『キーワードの選定方法を徹底解説~集客力をUPさせる手順とは~』をご参照ください。

STEP4:アウトライン(レイアウト)を決める

アウトライン(レイアウト)を決める

記事の大まかな構成は次の通りです。

・タイトル
(タイトルをh1タグに設定することもあります)
・(書き出し文)問題提起・その解決法と根拠
・【h2タグ】(大見出し)
説明文
・【h3タグ】(中見出し)
説明文
・【h2タグ】(大見出し)
説明文
・【h3タグ】(中見出し)
説明文



・まとめ

ちなみに、本記事のアウトラインをご紹介しますので、レイアウトを考えるときの参考にしてください。

記事の構成

記事の中ではタイトルが一番重要です。そして、見出し(h2〜h6タグ)で重要度の高い順に中項目、小項目へ落としていきます。もくじを作るイメージで構成を考えると分かりやすいです。

面倒かもしれませんが、必ず取り組みましょう。ここを飛ばすと集客のできない記事になってしまい、本末転倒です。

アウトラインは記録を残しておくことで、今後の記事作成の参考にもなります。ボリュームのある記事でも、アウトラインを見れば何が書いてあるかすぐに分かり、転用やアレンジが簡単になります。

アウトラインを考えるための無料ツールを入手しておくと、構成を考えやすくなります。当サイトではXmindを利用しています。他にもたくさんのツールがありますので、使いやすいものを探してみてください。

STEP5: 文字数の割り振り、リサーチ、ネタを準備する

文字数の割り振り、リサーチ、ネタを準備する

アウトラインが決まったら、目標に対して、ざっくり文字数の割り振りを決めます。極端なバラつきがないように割り振っておくと、バランスがよくなり、読みやすい記事になります。

必ずしも割り振りをキープする必要はありません。書いているうちに増えたり、減ったりすることもあるでしょう。WEB上なので、制限文字数はありませんが、目安があると、編集段階で調整しやすくなります。

最初は割り振ること自体が難しいのですが、書き慣れてくると、「この見出しなら1000文字くらいで書ける」ということが分かるようになってきます。1000文字はA4で1枚くらいの目安です。

記事の構成

次に、あなたの専門知識をバックアップするために資料を集めたり、他サイトをリサーチしたり、必要なデータ、証拠、引用、画像などを取り揃えておきます。書いている最中に思いつくこともあるので、随時付け足していくとよいでしょう。

STEP6:構成を考えて記事(文章)を書く

構成を考えて記事(文章)を書く

ようやく記事の執筆開始です。ここでは記事本文の手順を説明します。

記事執筆のポイントは2つ。

1. 少々日本語がおかしくても、細かいことは気にせずにどんどん書きましょう。表現が少しおかしい、つなぎが上手くいかない、キメの1文が思い浮かばない、など部分的に書けなくても、どんどん飛ばしてOK。編集段階で前後の関係を見て訂正すれば必ず完成します。

2. 集客につなげていくためには、キーワードの設定が重要です。どのキーワードをどこへ配置すればよいのかというキーワード設定に関する詳しいことは『【キーワード設定】「どれ」を「どこ」へ「どうやって配置するの?」』 をご参照ください。

以上、2つのポイントを頭に入れつつ、記事を実際に書いていきましょう。

記事は上から順番に書くのではなく、要素(部品)を書いて、それぞれをつなげて仕上げていくと書きやすく、効率的です。

5つのステップで解説します。

1. 要素を書く

見出しタグ【h3】【h4】に当たる要素(部品)の本文を書いていきます。アウトラインがあるからこそ、流れがブレズに的確に詳細を書くことができるのです。h3、h4タグの要素の書き出し

2. つなぎを書く

見出しタグ【h2】直下、【h3】につないでいくための説明文を書きます。スルスルと読めるようにつながりのよい文章を書き足します。

見出しと見出しのつなぎ込み

3. まとめを書く

記事の最後のまとめ文を書きます。記事で伝えた要点、結論、ペルソナが気分よく問題解決へ迎えるようなメッセージを書き添えるイメージです。
まとめで締める

4. 導入文(リード)を書く

タイトル直下の導入文(リード文)を書きます。

タイトルの次に重要な部分です。タイトルを見て、アクセスしてもらった後、最初に目に触れる、大切な掴みになる部分です。

この掴みは次に読み進んでもらうための重要なパーツです。離脱されずに最後まで読んでもらうために、簡潔な文章で要点を抑えましょう。最後まで読んでもらうというのは、「これを読めば自分の問題は解決しそうだ」と思ってもらうことです(実際は部分読みや、読み飛ばしされますが)。

そのためには、次の4つを網羅した導入分にすることが大切です。

・どういう悩みを持った人のための記事なのか
・その悩みがどのように解決するのか
・それはなぜなのか
・そのために何を教えてくれるのか

ということを簡潔な文章でまとめます。

5. 見出しを書く

最後に見出しを書きます。

見出しはSEO的に重要な部分です。選んだ対策キーワードをもとに、対策キーワード、ニーズキーワードを設定します。

見出しには、だらだらとキーワードを設定すればよいのではありません。パッと見て読みやくキャッチーな表現を心がけてください。

各種キーワードの詳しい設定方法は『【キーワード設定】「どれ」を「どこ」へ「どうやって配置するの?」 』をご覧ください。

ひとまず、執筆はここまでです。タイトルをここで決めてもOKです。当サイトの場合、タイトルは編集が終った最後につけるようにしていますので、次項で作り方のポイントを説明します。

STEP7:ポイントを押さえて記事を編集する

ポイントを押さえて記事を編集する

最後に編集です。質のよい記事に仕上げるために、全体の流れと細部の細かい表現をチェックしていきます。

数回読んでみて、次の7つのチェックポイントを網羅しながら編集していきます。

編集ポイント1. 全体の流れ、つなぎにおかしいところがないかをチェックする

まずは大きい流れからチェックしていきます。読んでいて違和感がないかどうか、流れるように読めるかどうかを確認します。

具体的には次の2つをチェックするとよいでしょう。

1. アウトラインをもとに執筆したものの、記事にして読んだら、違和感があった。

→ 項目の順番を入れ替えて流れを再度確認する

2.各項目のつなぎ文が中途半端だったり、突然、話が飛んでいる箇所がないかをチェックする

→ 不足部分は書き足す(丁寧な説明を加えたり、具体例を追加する)
→ 余分なところは削除する(周りくどい部分、関係ない部分は思い切って捨てる)
→ 内部リンクを付け足して補足する

編集ポイント2:キーワードが的確に設定されているかをチェックする

選んだキーワードが設置されているかどうかをチェックする。細かい部分を書くことに夢中になっていると、うっかり見出しに入れ忘れた・・・なんてこともよくあります。

編集ポイント3:文章としておかしいところはないか

記事執筆段階では、とりあえず流れるように進めますので、後から読むと日本語としておかしい場合があります。主語と述語が噛み合っていないこともよくあります。

編集ポイント4:難しすぎる言葉、専門的すぎる言葉、抽象的な表現はないかをチェックする

書いているあなたは専門家ですから、夢中に書いていると、ペルソナの目線を忘れてしまうことがよくあります。

ペルソナが理解できるのか、読みやすいのか、知識レベル的に先を行き過ぎていないのかという視点で記事を読み返してみましょう。できるだけ簡単な表現を使い、噛み砕いて説明したり、具体例を提示することで解決できます。

編集ポイント5:誤字脱字はないか、語尾が揃っているかをチェックする

誤字脱字は、読んでいる人の集中力を落としてしまいます。誤字脱字があっても、前後関係から理解はできますが、気をつけたいところです。

文字数が多くなればなるほど、見落としやすい傾向になるので、繰り返し読み返す中で何度かチェックするようにしましょう。

また、語尾がきちんと揃っているかどうかも確認しましょう。「〜です」「〜だ」を混ぜて書いていると、読みづらい文章になります。

さらに、見出しや箇条書きの語尾も揃えておくと、整った文章になります。

【例】

(見出しの語尾がバラバラになっている例)

・全体の流れをチェックする → 動詞で終わっている
・文章のおかしいところがないか →文章の途中で終わっている
・語字、脱字のチェック → 体言止めになっている

(見出しのスタイルをひとつに整えた例)

・全体の流れをチェック
・文章の違和感をチェック
・誤字脱字をチェック

編集ポイント6:全エネルギーをかけてタイトルをつける

タイトルに関しては、編集と言えるかどうか分かりませんが・・・タイトルを決めるタイミングは人それぞれでいいでしょう。当サイトでは記事が全て整った後にタイトルをつけるので、あえて編集の過程で解説します。

最後に行う理由は全ネルギーをかけたいからです。なぜかというと、タイトルはアクセスを左右することになるからです。

どれだけ素晴らしい内容の記事を書いたとしても、検索画面からアクセスしてもらえなければ、全く意味がありませんよね。

では、どんなタイトルであればいいかというと、

・検索者が一目見て、どういう悩みが解決して何が手に入るのかを把握でき
・「自分が欲しかったものはコレだ!」と思える

です。

そんなタイトルを今すぐつけられるようになるのは難しいと感じるかもしれませんね。少しずつ慣れていきましょう。タイトルをつけるときのポイントは一発で完璧に決めようとしないことです。

次の7つの手順でタイトルを複数作り、最後に一番よいものを選ぶのがおすすめです。

1.タイトルに含めるキーワード(対策キーワード、共起語)を並べ
2.対策キーワードはタイトルの前半に持ってくる要領で
3.とりあえず32文字以内で書いてみる
4.競合のタイトルをチェックして、参考にできる部分と違いを出す部分を考慮し
5.記事本文の内容に沿っているかを確認しつつ
6.ペルソナの手に入れたいものがタイトルで分かるのかどうかをチェックし
7.キャッチーで魅力的な表現にブラッシュアップしていく

テーマのところでお話した簡単なフレームをテンプレートとして、使ってみてください。

【例】

・手順を紹介している場合
(○○のための●つのステップ)・秘訣やポイントを紹介している場合
(○○のための●つのポイント)・違い、比較を紹介する
(○○と●●の違いを徹底検証)・バリエーションを紹介する
(○○するための▲厳選●つをお届けします)

慣れるまではなかなか時間がかかりますが、数をこなし、アクセス数などの数値結果を見ながら改善していくうちに、だんだん早く、よりキャッチーなタイトルをつけられるようになります。

日頃から色々なサイトのタイトルに注目し、参考になればメモをしておくとよいでしょう。あなたの記事の内容に合わせてアレンジして使うのはオススメです。

編集ポイント7:書いた記事は一晩寝かす

可能な限り、書いた記事は一晩寝かせてからアップロードしましょう。

記事を書き、編集をしても、一晩寝かすと、大切なポイントを見落としていたり、ペルソナ目線からズレていることに気づくことがあります。集客につなげていけるサイトに育てるために、ぜひ実行してみましょう。

まとめ

まとめ

以上、集客につながる読まれやすい記事の書き方を初心者の方向けに解説しました。

読まれやすい記事にする秘訣は、書く前の準備をしっかりしておくことです。検索者の利便性を高めるためにも、書き手の効率を上げるためにも重要なことです。

ボリュームのある記事に仕上げるには、それなりの時間がかかります。継続的に質の高い記事を書いて集客につなげていくためにも、しっかりと準備し、かかる時間を計測などして改善を反映していきましょう。

そうすれば、あらかじめ必要な時間を確保したり、日頃からネタを考える、情報収集をしておくなど、記事を書き続けやすい工夫ができるようになります。

初心者の方にとっては、圧倒される作業かもしれません。最初は慣れないので時間がかかりますが、確実に数字につながっていきますので、コツコツ続けてみてください。